このブリーフの作り方
このページで語るのは二つ——この夕刊が日々どう作られているか、そしてあなたがどう検証できるか、である。まず結論から言う。SecondSourceはAIが生成し、関門で絞り込み、要所は人間が判断する仕組みだ。信じてほしいとは言わない。確かめてほしい。
一つの判断が入ってから答え合わせに至るまで
一つの判断が入ってから答え合わせに至るまでの全経路。各関門の横のグレー文字が、その関門で除外されるもの——毎日実際に公開しているのは、この6つの関門を通り抜けた残りである。
六つの関門、どれも何かを弾く
- ①一次情報:毎晩、決算資料や公式発表、SEC開示、arXiv論文、現場の実務者へのインタビュー逐語記録を直接読む。問うのは「どの判断が固まったか、誰の読みが当たっていたか」であって、「今日何が起きたか」ではない。
- ②収録関門:事実は低い関門(検証可能・カバー範囲内・構造上必要なら通す)。判断は高い関門——半導体・ハイパースケーラー・フロンティアラボ・応用層・エネルギー・資本市場の意思決定者が読んで、実際に判断を変えるか。答えられなければ通さない。採否は一件ごとに記録しており、これまで3,927件、弾いた・保留にした件数のほうが通した件数より多い。
- ③二次情報源と裏付け:すべての主張に原文の逐語引用と出典リンクを付ける。情報源が一つしかない事実は事実層にとどめ、単一ソースと明記し、確信度に上限を設ける——判断としては書かない。だからこそ、このサイトで生きている435件の判断のうち、確信度の最高値は0.8——断定として書かれているものは一件もない。
- ④対抗的検証:掘り下げる価値のある論点では、追加取材ではなく自分たちの草稿に反論する。生き残った判断は最初の草稿より慎重になるが、その分揺るがない。
- ⑤裁定カード:先を見通す判断はすべて1枚のカードになる——誰の発言か、裏付け、我々の判断、この判断を覆す条件、答え合わせの日。1枚1URL、そのままグループチャットやメモに貼れる。
- ⑥答え合わせの日:期日に公開で決着をつける。当たりも外れも記録に残す。
我々が間違えたらどうなるか
たいていの出版物は、間違いを静かに自分のアーカイブの奥に沈める。我々はその逆をやる——期限のある判断はすべて、公開した当日に答え合わせの日とこの判断を覆す条件を同時に書き、期日が来れば強制的に決着させる。
今の帳簿は、自分で数えられる——追跡中の判断49件、すでにカードとして公開済みが20件、最初の答え合わせの日は2026年9月1日、そのうち36件はすでに公開のGitHubミラー(中英バイリンガル、各件に出典と答え合わせの日を明記)に進めてあり、我々自身が書き換えられない第三者のタイムスタンプが付いている。
まだ一件も期日を迎えていないので、今の時点で的中率を示すことはできない——空の帳簿は偽の帳簿に勝る。9月からこの表に勝ち負けが付き始め、負けたカードもそのまま記録に残る。
答え合わせ帳を見る →すでに公開済みの裁定カード20枚。それぞれに答え合わせの日と、判断を覆す条件が書かれている。最初の1枚は2026-09-01が期日。
サイトに何があり、それぞれ誰向けか
四つの欄は、主題ではなく「どの判断を下すか」で分かれている。夕刊は今日の証拠を、深掘りは底まで掘った立場を、月曜のコラムは他人の言説の裏取りを、裁定カードは本紙自身の答え合わせを受け持つ。単独でも読める。だが四つを追うと手に入るものがある——どの判断が的中し、どれが覆されたかの公開記録だ。
- 夕刊:この一両日に実際に起きた、判断を変える新しい証拠——見送った話題まで明記する。毎日判断を下す読者へ。
- 深掘り:一つの判断を底まで:証拠、対抗表、そして「何が起きたら負けか」。二十分で一つを理解したい読者へ。
- 月曜の「AI 言説の照合」:その週もっとも広まった具名の言説を、一マスずつ裏付けと照合——成立・係争中・不成立。本当かどうか知りたい読者へ。
- 裁定カード:本紙が言ったことを、期日に公開で答え合わせ——外れも残す。議論を終わらせるリンクが要る読者へ。
まだできていないこと
誠実さこそがこの仕組みが守り抜ける唯一の売りなので、欠けている部分もそのまま列挙する。各行の後ろの一文は「だから今、我々の産出物をどう読むべきか」である。
- 裏付けの規律は今のところ生成時のルールで運用されており、生成後にすべての引用を逐一走査するプログラムはまだ無い。 →引用は我々の規律であって、証明ではない。確かめたいなら、その一文の原文リンクを自分で開いてほしい。
- 事実層には現在も単一ソースにとどまる項目が多い。 →だからこそそれらは事実層にとどめてある。「判断」として出しているものは、すでに二次情報源の基準を通過している。
- 答え合わせ帳はまだ一件も決着しておらず、実績はゼロである。 →今この瞬間は「この仕組みが分かりやすいか、実際に何かを弾けているか」で判断してほしい。9月以降は実績で判断してほしい。
- 一次情報の入手(スクープ)はできないし、今後もできない。 →仕入れ先に直接電話をかける人間はここにはいない。我々は第二の情報源——公開記録の上に立つ最良の検証者・接続者であり、最速のリーク元ではない。
SecondSourceの確かめ方
- どの判断でも、出典をクリックする。 各結論の後ろにリンクされているのは原資料であり、我々の言い換えではない。
- 裁定カードを開き、答え合わせの日を見る。 判断がどれだけ固いか、何が覆すかは1ページで読み切れる。
- 公開ミラーでタイムスタンプを確認する。 判断がいつ書かれたかは記録の問題であり、我々が後から決められるものではない。
我々を信じる必要はない——自分で裏付けを確かめられる。